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「陰日向に咲く」

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今朝良く眠れた。朝の気温は更に下がり、下着はヒートテックで真冬並みの服装に変える。昼も一段と気温が下がり、服装に迷う様になった。親戚の紙屋さんが、新米を持ってきてくれた。もう、そんな時期になっているのかと気付く。近くでは、未だ稲刈りは進んでいないのに、早手回しだ。父親の七七忌を8月末に済ませ、未だ混乱している頃と思っていたが、良く順調に仕事をこなしているようだと思い、ホッとした。もう、年末の仕事に追われて忙しいと話していた。下山の歯医者は、心筋梗塞で医大に入院し、一時意識不明になり、慶応病院へ行って落ち着いたとのこと。8月末に、本人から話は聞いていたが、元気な様子だったので、そんなに重症だとは知らなかった。今日は、洗濯をしたのにお昼頃から本曇り寒くなって来た。娘に借りた小説を読む。娘が「お父さんが映画で見たことがある本だよ」と言っていたが、断片的に記憶している。面白い映画だった。小説も100万部を売り上げたと言う。昨日、キュイエットの駐車場から見た南アルプス・甲斐駒と鳳凰三山をアップする。今日見た小説は『陰日向に咲く』劇団ひとり著 2006年1月25日 幻冬舎 6人の陽に当たらない落ちこぼれな人達が、社会復帰するまでの道のりを描いたオムニバス(連作)小説。それぞれの人物の描写が鋭く、とても面白く見た。「道草」あるサラリーマンが、「モーゼ」に似たホームレスに出会い、自分も自由に憧れホームレスになる。ある日、父親を捜しに大金持ちの野球選手がやって来た。モーゼは、自分が父親だと言いホームレス生活を引退する。ところが、その後、モーゼが住んでいた小屋に、本当の父親が戻ってきた。「拝啓、僕のアイドル様」主人公は、デビュー5年目のマイナーなアイドル・武田みやこ(通称:ミャーコ)の熱狂的なファンの青年。ある日、ミャーコはゴールデン番組に出演することが決まった。健康を題材にした番組で、ミャーコはアイドルらしからぬ、ドロドロ血液のドロ子というキャラクターでの出演だった。青年は、番組のホームページの掲示板にドロ子を称賛したり、応援したりするメッセージを数百件書き込む。偶然にミャーコはブレークしてメジャーになった。そこで、その青年の初恋の相手だったことに気付いた。でも彼女は一ファンとして対応してくれるだけだった。「ピンボケな私」デジカメを買ってみたが、その使い方も分からない女性。そしてある日の合コンで出会った完璧な男・タクミと恋に落ちる。夢中になっていくが、ある時遊ばれていると気付いてしまう。仕返しをしようと思っていたら、その代わりをしてくれた男が居た。その彼と最後に残ったメモリーで写真を撮る。「Over run」パチスロや競馬といったギャンブル好きな多重債務者の男性。借金は400万を優に超え、とうとう「オレオレ詐欺」に手を出してしまう。そして電話に出た老婆に50万円を用意するように頼む。後日、老婆の家に取りに行くと、老婆は亡くなっていた。そしてその老婆は息子など居ないで独り身だったことを知る。「鳴き砂を歩く犬」鳥取に育った不幸な少女・鳴子は、中学の修学旅行で浅草に行き、そこで売れない芸人・プードル雷太に出会う。鳴子は3年後、上京し 雷太を捜す。劇場を何件も回り、ある日入ったストリップ劇場で雷太を見つける。だが、何も成長していない雷太を見た鳴子は、彼を売れっ子芸人にする為にコンビを組む。しかし、その好意は通じなかった。
by kittajp | 2013-10-14 14:35 | その他
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