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盆送り

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今日も朝から暑い。昨日、日本近くで発生した台風11号も小笠原諸島に向かう予定で山梨への影響は少ない様子。今日は、送り盆(お盆の明け)の日。先祖の霊はあの世へ帰って行く。今夜は、送り火を焚き、帰り道を照らして仏様を送り出し、同時にお供物やござ、馬や牛を川に流す習慣があった。でも、40年ぐらい前から、川へ流す習慣が禁止され、町役場で合同供養所を設け、盆の送りの関係物品の一括処分を行うことが徹底してきた。その時間が朝の7時から10時までに限られているので、送り火の習慣もメッキリ少なくなった。それとともに、迎え火の習慣もほとんど見られなくなった。最近は、街灯が明るく道を照らすので、必要がないと言う人もいるが、先祖や亡くなった人たちの霊・魂(精霊〔しょうりょう〕)は納得しているだろうか。でも、この地域では、世の中の変化に対応してもらわなければならない。先祖の霊があの世から現世に戻ってきて、再びあの世に帰っていくという日本古来の信仰も少なくなって行くことだろう。ともかく、行政に先導されたこの地域の習慣により、朝一番で、お盆の片付けを終えた。その後、洗濯をして、六郷へ出かける。下部温泉へ連れて行ってもらうため。下部温泉は、甲斐の名将『武田信玄』の隠し湯として知られ、近年では裕次郎で話題になった。石原裕次郎が、右足首骨折のため、下部ホテルを訪れたのは昭和36年のこと。志賀高原でスキー中、粉砕複雑骨折する事故に遭い、医師より切開手術を勧められた彼は、メスを入れることを嫌い、温泉療法の道を選んだ。全国の著名な温泉地を候補に、周囲の勧めと自らの意志で下部温泉を選んだと言うこと。 6月3日から7月25日まで、まき子夫人の手厚い看護を受けながら約1ヶ月半にわたり温泉療養と歩行訓練を続け、驚異的な回復ぶりを見せたという。そのホテルへ今日は出かけた。元の職場のOB会が毎年ここで開かれるが、夏場に行くのは、最近なかった。特に、お盆では、かなり込み合っているだろうとは覚悟して出かけた。でも、予想外に空いていた。午前と午後に一度づつ風呂に入る。その間に足風呂に入る。足風呂では、蝉しぐれを聞きながら文庫本を読んで気持ち良く過ごした。そのうち順番待ちが後ろに立つようになったので席を譲った。今日入った下部ホテルの足湯をアップする。温泉そのものは入浴客が多く写真が撮れる状態ではなかった。
by kittajp | 2008-08-16 17:00 | その他
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