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『告発のとき』・腹痛

昨夜も寒気がして8時半には床に着く。久し振りに早く帰ってきた娘に、何もすることがないんだから早く寝れば、と忠告されたことにもよる。何もすることがないわけがないのに、平気で失礼なことをいう。子供だから許せる。しかし、心配をかけないように8時半には床に入る。今朝は目覚めた時から雨。昨日以上に寒くなると言う予報。体調はイマイチスッキリしない。何処にも出かけず、家で高校野球でも見るつもりでいたら、高校野球は雨で中止。昨日、HISで貰ったハワイのフリーペーパーを見る。1冊はシェラトンワイキキを全面的に取り上げていた。大工事を続けていたのが完成したようだ。もう1冊はレストラン中心の案内と、レストラン巡りの専用バスの案内。昼食は、六郷から貰った鮭の切り身、高野豆腐、シイタケ、ニンジン、里芋の煮物で済ます。ところが、一休みして立ちあがろうとしたら急に冷や汗が出て右の腹が痛みだす。5分ぐらい横になっていたら落ち着いてきた。身体に悪いものは食べておらず、食後に食べた饅頭の分だけ食べ過ぎたのか、少し不安。午後は、雨の中を「みたまの湯」へ行く。バスが2台を始め、駐車場はほぼ満杯。御殿場から良く利用していると言う人が話をしていた。何時もは御坂峠利用で来るが、今日は精進湖経由で来たとのこと。雨の中を、遠くから良く来るものだ。雨は一日中シッカリ降っていた。風呂上りに30分ほど昼寝をする。ビデオを見る。『告発のとき』 ドラマ 2007年、アメリカ。2004年、ハンクの元に息子のマイクが軍から姿を消したと連絡が入る。イラクから戻ったマイクが基地へ戻らないというのだ。ハンクも引退した元軍人だった。息子の行動に疑問を持ったハンクは基地のある町へと向かう。帰国している同じ隊の仲間たちに聞いても、皆マイクの行方を知らなかった。やがてマイクの焼死体が発見されたという連絡が入る。ハンクは地元警察の女刑事エミリーの協力を得て、事件の真相を探ろうとする。退役軍人で元憲兵隊軍曹のハンクの次男マイクは、特務兵としてイラクで戦ったが、隊が移動中マイクが運転する車が少年をはねた。これは、停まればロケットで狙われるので、何があっても止まらずに進めという命令だったからだが、轢き殺した罪の意識に耐えかねて、彼は故郷の父に電話する。詳細な事情を知らないハンクは、マイクに適切な言葉をかけることが出来ない。この事故がトラウマになったのか、マイクはアラブの捕虜を虐待するようになる。傷口に治療と称して手を差し込んで痛がる姿を見て楽しむのだ。これがマイク流の現実逃避だったが、この行為からマイクはドクという渾名を貰うことになる。また中東のヘロインにも溺れてしまう。マイクとその分隊がアメリカに帰還した基地での一夜、マイクは分隊の仲間ゴードン・ボナー特務兵、エニス・ロング特務兵、スティーブ・ペニング軍曹の3人と町に繰り出す。マイクは酒に酔ってストリップ小屋で踊り子に悪態をつき、仲間と共に外に放り出される。荒れたマイクは仲間と喧嘩をして、一人に刺し殺される。反射的に40数回ナイフで刺すという戦闘のPTSDである。彼らはマイクの死体を藪の中に引きずって行き、バラバラにして焼いた。その後、3人は空腹だったのでチキン・レストランに行ってたらふく食った。3人は何食わぬ顔で帰隊したがマイクは帰らない。無許可離隊(AWOL)ということで、ハンクの元にも軍から連絡が入る。かくて妻のジョアンを家に残して、ハンクは車で2日の距離にある基地へと出かける。迎えたのはダン・カーネリー軍曹である。マイクは逃亡したのではなく何かの事故だと考えるハンクは、手がかりを探そうとマイクの居た部屋を見せて貰う。密かに机の引き出しからマイクの携帯を失敬する。ここに写っていた切れ切れの写真や動画から、ハンクは次第にイラクでの様子を知るようになる。憲兵隊のカークランダー中尉も、マイクの失踪については要領を得ない。仕方なく地元警察のエミリー・サンダース刑事に助けを求めるが、軍の管轄だと逃げられる。かくする内に、マイクの焼け爛れ且つ野犬に喰われたバラバラ死体が発見される。ハンクは実は憲兵であった頃、優秀な犯罪捜査官だった。エミリーを引きずり出し現場を検証したハンクは、殺しの場所が軍ではなく警察の管轄区域であることを発見する。こうして、ハンクとエミリーのマイク殺しの犯人追跡が開始される。ハンクにはマイクの上に長男のデヴィットが居た。彼も軍隊に入り82空挺団の優秀な兵士だったが、演習時のヘリコプター事故で死んだ。マイクの死を知った母ジョアンは、2人の息子とも軍に取られたと泣き叫ぶ。スーザン・サランドンの演技が観客の涙を誘う。結局エミリーが、チキンを食べた時のカードのマイクのサインを仲間が偽装したことを見つけ、これが発端となって真犯人が挙がるのであるが、その過程で上述のマイクの変貌が明らかになり、ハンクは傷心の内に帰宅するのである。マイクは本来は優しい、言わば純情な青年であったのだろう。それがイラク戦争の荒廃した現場ですっかり変わってしまったのだ。変わってしまったのはマイクの仲間達も同様だったのだろう。今まで一緒に戦って来たマイクを、ちょっとした諍いで殺してしまっても、何も感じずに飯を食って、帰隊して、平気で嘘をつく彼らは、マイク以上に不気味でもある。誰を責めたらいいのか。退役軍人であるハンクは声を上げて国を非難しようとはしない。せいぜい、国旗を逆さまに揚げるよう教える位である。この、学校に逆さまに掲げられたアメリカの国旗は、ハンクの心底からの悲鳴でもある。イラク戦争批判の問題提起作。面白いと同時に考えさせられる。
by kittajp | 2010-03-24 15:29 | その他
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