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「花の鎖」

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最低気温は11.8度。最高気温は16.6度。朝から雨が降っている。TBSのサンデーモーニングを見る。渡辺喜美代表の8億円借金問題がトップに取上げられる。次に袴田被告の冤罪事件・証拠のねつ造が問題。疑いがある人が長期間拘留されて密室裁判が横行している現状が問題だ。自白したら家に返して上げると言う手法は改められるべきだと言う。可視化と証拠開示は必要だと言う。日米韓首脳会談の行方と安倍内閣に対するアメリカ政界の失望が取り上げられる。雨で、草取りが出来ないので、娘に借りた小説を見たり、テレビや雑誌を見る。娘から借りた小説は次の本。「花の鎖」湊かなえ 著 2011/03 文芸春秋社 第1章から第6章まで、花、雪、月の説に分かれ物語が展開する。花の主人公は、3年前に事故で両親を亡くし祖母と二人暮らしの梨花(27歳)。祖母が胃がんで入院し、「K」に援助を申し出る。「k」は母親あてに毎年花束を贈り、両親死亡後は援助を申し出ている。雪の主人公は、6歳上の夫と二人暮らしの美雪(23歳位)。母方の伯父が経営する建設会社に居た和弥と3年前に結婚。和弥は叔父の息子陽介と建築会社を立ち上げる。月の主人公は、母親と二人暮らしの紗月(25歳)。イラストレーターの仕事の他和菓子屋「梅香堂」でアルバイトをしている。友人希美子に夫浩一を助けて欲しいと頼まれる。「K」が誰かを推理しながら、それぞれの主人公の生活を描いているが、最後の章の最後の節で、梨花の性が明かされると同時に「K」とは浩一有ることが明らかにされる。各登場人物の属性が明らかにされず、最後の謎解きの場面になって明らかにされるなど、分かりずらい推理小説だった。ヒント、伏線、仕掛けが分かりずらく、意地悪な推理小説だと感じた。全く失望した。娘に聞いたら面白かったと言う。2度読めば分かると言う。今の推理小説は、そう言うものなのか?読者にそこまで努力を強いるものなのか?時代に付いて行けない。年齢のズレを強く感じた。一日中雨だった。28日に河口湖・戸沢センターで撮った富士山をアップする。



by kittajp | 2014-03-30 15:03 | 富士山
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