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「白ゆき姫殺人事件」


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最低気温は13.5度。最高気温は21.7度。湿度は70%台。昨夜から酷い雨。富士山は全く見えない。朝ドラは、花子が小学校の先生になって1か月経った。貧乏人と言われて苛められていた小山多恵は、親戚の家に引き取られ、もう学校には来ないと伝えれる。その多恵が花子の家にに会いに来た。親戚のお子守りに行くことになり、最期に花子に会いに来たと言う。先生に会えなくなっても、想像の翼が有るので楽しく過ごせるだろうと語っていた。花子は、最期に、教会の図書室に連れて行った。本を見せていた。そして、本を書く構想について話していた。そこへ、朝一が来て、小山多恵の親が多恵を探して大騒ぎをしていると言う。校長には教師の資格はないと言われ、家に帰された。朝一は、校長に辞めさせないで呉れと頼みに行く。雨は1時には上がり、3時には日が出て来た。娘に借りた小説を読む。「白ゆき姫殺人事件」湊かなえ著 2014.02.25 集英社文庫と言う本。 ある田舎町に殺人事件が起こる。被害者はしらゆき石鹸会社の25歳の美人女性。容疑者として疑われている人は同時入社の女性。それを、週刊誌のフリーライターが追う過程で物語が進展する。先ず、会社の同僚5人に取材する。続いて同級生4人に取材する。また、地元人6人に取材する。その取材の過程をツイッターに似たSNSでも書き込み、関係者の反応を探る。また、週刊誌掲載記事や新聞記事も資料として提示して話は展開する。最後は、最も容疑を掛けられ隠れていた当事者の日記で本当のことが明らかになる。恋愛関係のもつれが原因と考えられていたが、窃盗事件の秘密を見られたことが原因だった。同期生が犯人だと思われていたが、実際は、仕事を教えて貰っていた後輩が犯人だった。人物描写が多方面渡り、適確に行われ面白かった。また、形式的にも、ツイッターの形式を取り入れ、ブログの助けも借り、多方面のコミュニケーションツールを駆使し、新鮮な工夫も評価できた。彼女の作品を沢山見てきたが、特に、面白かった。17日に精進湖で撮った富士山をアップする。
by kittajp | 2014-05-21 16:35 | 富士山
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